何かを購入するとき、何らかのサービスを受けるとき、金銭の授受と同時に行われるのが契約だ。スーパーなんかの買い物では、書面のやり取りが省略化されてるけど、BtoBで物品の売買なんかを行うときは、見積提出、契約(注文)書提出、調印済みの契約書受け取りと結構ステップがある。会社によっては、どんなに小額な見積書を提出するのにも会社の代表印を押さなきゃいけないとか決まりがあって、あまりスピーディーにいかないことも多々。ちなみに僕の前職はそんな会社だった。

何か新たな商材を見つければ、すぐさま製造元と交渉...
続きを読む≫ 2014/04/18 15:55:21 メイン
商材が例えばハードウェアであれば、契約締結時点の仕入先取り扱い製品の一覧に、仕切り価格(仕入れの価格)を記載したものを添付して、以外の商品については仕切り率一律○○%とする~みたいな文言さえ入れていれば大体なんとかなる(例外あり)けど、ソフトウェアになるとそうもいかない。

ライセンス数やら課金体系が様々異なる上、瑕疵担保責任の範囲だ期限だ、仕入先の責任範囲と弊社側の責任範囲だのと、ハードウェアに比べて書かれる文言がそれはそれは多い。

そういうのを、法務部門のおじさんを巻き込んで、あーでもない...
続きを読む≫ 2014/04/18 15:57:16 メイン
そんな大変な思いをして契約締結まで取り付け、いざ提案活動が出来る!となれば、全社的にそれを共有できるので、様々な方面に対して提案を進めることが可能になり、結果的にいい商材を選定出来て、売上が底上げされれば、営業マンの手柄というわけだ。

ただまぁ、世の中空気が読めないというか、我が物振る舞いというか、物言いが下手な人がいるもので、別の人間が似たような新規仕入先と交渉したいというようなときに、「雛形あるっしょ?」とサラリと、カンニングさせろよと言ってくることがある。「契約書のWordの元データ(雛...
続きを読む≫ 2014/04/18 15:56:15 メイン
コラム「契約書の雛形は一日にして成らず」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/10)

私は契約書を自分で作ったことがないに近いのでよく分かりません。どちらかというと、契約書に目を通し調印する側です。家の賃貸契約に始まり、ガス水道などの光熱関係、パートで働いているので雇用契約などです。しかし、自分で目を通せと言われても、よく分かりません、契約を締結する際に、説明義務があると思われますが、実際に隅々まで説明されることはないに等しいです。私は...
コラム「契約書の雛形は一日にして成らず」について、Sakuyuさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/1)

仕事をしていると色々な書類を作ることもありますが、たしかに雛形があるとけっこう時間短縮できて便利ですよね。特に専門的なものだとなおさらです。私の場合、契約書というよりも専門的な案内資料を作ることが多い職場にいたのですが、これが実はけっこう厄介でした。その道の素人の方にも分かるように書類を作るというのは、思っていた以上に大変で言葉一つとっても理解してもらえるか不安...
コラム「契約書の雛形は一日にして成らず」について、Takominさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/5/21)

契約書を作成した事はないですし、最近まで契約書にサインするという事もほとんどありませんでした。ずっと実家暮らしで結婚した後も持ち家だったので、この間初めて賃貸の契約で契約書にサインをしました。いや~、今まで全くこういう書類に関わらない人生って一体どうなの、と自分でも思いましたね。契約書の作成という事はこれからもないかもしれませんが、どうやったら雛形を作れるか...
「契約書の雛形は一日にして成らず」についてのMikiAkamiさんのコメント
私は契約書の雛形などを必要とする会社には、勤務経験がないので、どのような苦労があるのかよく分かりません。しかし、PCを1年間勉強してきた中で、さまざまな雛形を作成するという研修もありました。初めは見本があるので、同じものを作って下さいと。しかしPC初心者にとって、どのようにするれば、こうなるのか理解するまで時間が掛かるんです。でも、そのおかげで今ではExcelもWordも、ある程度まで理解できるようになり、理解出来るよ...
「契約書の雛形は一日にして成らず」についてのAnhMotherさんのコメント
これは中々大切なお話です。エンジニアの苦労ばかりが取り沙汰されるIT業界ですが、営業で回っておられる方の人知れぬ苦労を初めて知りました。でも、仰ることがよくわかる気がします。契約書は既存のものを使えない以上、新たに起こすところから始めなくてはいけない上に、ソフトウェアはハードよりずっと詳細で面倒くさい文言などを契約書に組み込まなくてはならないのですから。そんな苦労の産物を、右から左へ「オイ、貸せよ。」と言われたら、そり...